BLOF study のカリキュラム

12回シリーズ

01:高栄養価・高品質・多収穫・安定栽培をめざすBLOF栽培の概論

BLOF栽培の学び方。有機栽培で肥料を①生命維持のために必要不可欠なミネラル肥料、②細胞をつくるアミノ酸肥料、③土壌を団粒化し根の張りを良くする堆肥の3つのカテゴリーに分けて、それぞれの用途と効果、施肥するための技術について身に付けて、農産物を確実に安定的に生産し、論理的に営農するための基礎知識を身に付ける。「敵を知り己を知れば百戦危うからずや」という。栽培する農作物は植物、動物とは違う「植物の生き様」を理解し、作物の生命力が最大限に発揮できるように圃場の土壌の環境を整える必要がある。やらなければならないことを確実に行い、やってはならないことを知り、絶対にやらない。あやふやでグレーな部分やブラックボックスでよく分からない部分をできるだけ減らし、計画的に栽培する。

02:ミネラル施肥で光合成能力・防御能力・生命維持力をUP

まず、植物にとってもっとも重要な光合成によるブドウ糖の生成のメカニズムについて学ぶ。そしてミネラル肥料を①光合成系ミネラル、②防御系ミネラル、③生命維持系ミネラルの3つのカテゴリーに分けて、それぞれの役割について学ぶ。土壌に十分な量のミネラルを施肥するために、土壌の現状値を的確に把握するための土壌分析。土壌分析によって得られた値に対して、施肥量を決めるための施肥設計の仕方について学ぶ。

03:アミノ酸肥料施肥で細胞づくり能力をUP

窒素肥料は細胞づくりのための肥料。アミノ酸肥料は多収穫栽培の要である。有機栽培において「​アミノ酸肥料」がなぜ、細胞つくりにとても有効なのか、そのメカニズムについて学ぶ。化成肥料栽培との比較。アミノ酸肥料の特徴。アミノ酸肥料を安全に効果的に使うための発酵液状化技術。根の構造と根の観察技術について学ぶ。

04:堆肥の効果は6つある

​有機栽培の良し悪しを左右するのは堆肥の性能である。堆肥の効果は6つある。①土壌団粒化。②保肥力がある。③水溶性炭水化物の地力。④有機窒素の供給。⑤微生物を豊かにする。⑥ミネラルを可溶化する。堆肥の製造の仕方。堆肥製造はバチルス菌を活用した発酵技術である。堆肥を施用する意味。堆肥を施用することでなぜ土壌が良くなるのかについて学ぶ。

05:土壌分析技術と施肥設計技術の実技

簡易土壌栄養成分検定器ドクターソイルの使い方。エクセルに関数を入れて作成したオリジナル施肥設計ソフトの使い方の実習。

06:中熟堆肥を活用した太陽熱養生処理で土壌を団粒化し根量をUP

​中熟堆肥を太陽熱を活用して、土壌を団粒化させる太陽熱養生処理の実習。水の量や透明シートのミミを塞ぐなどのポイントをレクチャーする。

07:地力の増進で病虫害に負けない栽培

地上部、つまり葉は、窒素に対する炭素の割合が大きいほど、病虫害にやられにくく、栄養価も高まる。病害虫の発生のメカニズムを学び。どのように対応したらよいのかを学ぶ。

08:石灰と苦土の役割と施肥・防御系のメカニズムと生命維持のメカニズム

どちらもアルカリ成分の石灰と苦土。石灰はセンイでできている細胞壁を強化し、細胞膜も強化している防御系の要。苦土(マグネイスム)は葉の緑色の成分葉緑素(クロロフィル)の成分であり、光合成やエネルギー代謝、タンパク質や脂質の合成のための重要な酵素を活性化させる生命維持の要でもある。石灰と苦土の役割と施肥方法、吸収の特徴などについて学ぶ。

09:鉄・マンガン・ホウ素・銅・亜鉛の役割と施肥

​生命活動に欠かせない微量要素。その役割を理解し、積極的な施肥により、高品質・高栄養価な農産物を多収穫する。

010:硝酸態窒素抑制技術

硝酸態窒素は栄養価や品質を落とし、棚持ちを悪くする原因。有機質肥料しか施肥しない有機栽培においても、土壌中で発生してしまうやかいなもの。この硝酸態窒素の発生を抑制する技術。①少量多潅水技術、②微生物活用技術について学ぶ。

011:炭水化物積極施肥技術

​有機栽培においては「セルロースを制したものが有機農業を制する」ということができる。作物は水溶性の炭水化物なら、根からも吸収できることがわかっている。よって炭水化物を積極的に施肥して、高品質・高栄養価・高糖度の農産物をつくる技術についてレクチャーする。

012:堆肥の良し悪し、堆肥の性能を見極める技術

​有機栽培において、一番多くの量を施用するのが堆肥。ゆえに堆肥の良し悪しは、作物の良し悪しに直結する。堆肥の見極め方をレクチャーする。

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